こんにちは、オープンたかつきです。
10月14日は、富田の街散策に行ってきました。
富田といえば、酒蔵のイメージが強いですが、この地域にはお寺がたくさんあります。
そのどちらも歴史の重みたっぷりの由緒があり、高槻が歴史の片隅で不思議なポイントとなっていることに驚きます。
そんなお話を高槻市文化財スタッフの会の飯田さんはたくさんご存知です。いやあ勉強になったなあ。
阪急富田駅をスタートし、小寺図書館~小寺池(ここは、富田の隠されたスポットのひとつ。「いやあ、こんなとこあるんやねえ」というお声がたくさんあがりました。)~蓮如上人腰掛の石と来まして、教行寺へと。
教行寺は浄土真宗のお寺で、この宗派では重要な歴史となる東西の分かれについてのお話があったりして、非常に歴史的ではあるのですが、それよりも「街のお寺さん」の雰囲気が強く、生活に根ざしたお寺なんだろうなあ、と感じました。
途中清鶴酒造さんの蔵が姿を見せました。住宅街に突然どん!という感じです。なんかおもしろいぞ、富田!
酒蔵の黒い板塀も印象的だし、またぽこっと京への道筋を伝える道標があったりする。高槻の土地ならではの歴史というか、土地の記憶が見え隠れしています。
そんな土地だからやっぱりすごい歴史があったんだ、と思い知らされるのが、普門寺でした。
室町時代の終わりには、将軍の居城となったというこの場所、豊臣秀吉が歴史に名高い超高速あだ討ち「中国大返し」を遂げたときには軍議を開いた場所という説もあり、またまた歴史の教科書に出てくる隠元禅師がおられたとか、そして国の重要文化財!などなど・・・なんかいっぱいすごいことがあるお寺だったのです。
いやあ、深い。・・・というわけで、こちらでは参加者さんの好奇心が爆発。ガイドさんそして普門寺の奥様にあっちゃこっちゃでご質問されていて、わちゃっと盛り上がりました。
続いて本照寺、清蓮寺と見て壽酒造へ。
最後には「おばんざい ねき」でみなさんにお食事をしていただいて、本日は終了。
こじんまりした地域にあったたくさんの隠されたお話。たっぷり聞いてたっぷり歩きました。
新酒のときだけじゃもったいない、魅力がいっぱいの富田散策でした。