スタッフBLOG

明日香村と高槻市の古代史コラボ! 今城塚古代歴史館でパネル展を開催しました。

こんにちは、オープンたかつきです。
11月5日、3連休の最終日に今城塚古代歴史館でパネル展を開催しました。

日本の古代の歴史に「飛鳥時代」という年代がありますが、
これは現在の「明日香村」が日本の中心だった頃のこと。
その明日香村と高槻市は、包括連携協定というものを結んでいるのです。
むむむ、なんだか難しいぞ・・・
つまりは、明日香村といろんなことで協力しましょう、というお約束を交わしたわけですが、
なぜそんなことをするにいたったか。
とある登場人物が鍵になっています。
「藤原鎌足」さんです。_S8R3505うっすら写るあのいかめしそうなお人です。
この藤原さんは、飛鳥時代の超有名人。明日香村で生まれたといわれ、
そして亡くなったあと埋葬されたのが、高槻市の阿武山だといわれているのです。
鎌足さんを通して明日香村と高槻市には関係があるぞ、
というのがきっかけの一つとなっているのですね。

このようなかかわりをご紹介すべく、
オープンたかつきはある人物を明日香村からお招きいたしました。
飛鳥時代のお役所で働いていたお役人さんを飛鳥時代から・・・!_S8R3387まあもちろんタイムスリップしてもらったわけではありませんが、
当時の役人の衣裳(中堅クラスのお役人さんだそうです。)をまとった
明日香村のボランティアガイド石田誠克さんにお越し願いました。

石田さんは、飛鳥時代に華やかに活躍した女性たち、推古天皇や額田王などについて、
史実はもちろんのこと、万葉集に謳われた姿などを題材に、
まるで見てきたかのように、ドラマチックなお話しぶりで聞かせてくれます。
そのお話にどんどんひきつけられてベンチに座ってじっくりお話を聞かれる方が
徐々に集まって来ました。_S8R3478_S8R3488二上山とそこに眠る大津皇子の悲劇のお話、
額田王と天智・天武二天皇の三角関係!
などなど、歴史の難しいことだけでなく、映画のようなお話もたくさんあり、
とても楽しい会となりました。_S8R3486甘樫丘からの明日香の眺め、1回見に行かなくちゃなりません。

高槻市側の語り手として、
高槻市文化財スタッフの会の佐伯一義さんにもパネルの解説をしていただきました。
佐伯さんには、藤原鎌足の眠る「阿武山古墳」についてを語っていただきました。_S8R3513高槻市も日本の歴史において、重要な舞台となっていることが分かるお話でした。

日曜日のお天気のよい1日。
今城塚古代歴史館にもその和やかな空気が送り込まれているようで、
のんびりと自由に見学される来館者がたくさん訪れておりました。
常設展をしっかり説明してくれるガイドさんもおられますし、体験教室も豊富。
何より、今城塚古代歴史館はそこにいる人たちが、楽しそうに働いておられます。
博物館を楽しい場所にしようとする協力的な雰囲気やオープンな感じがにじみ出ているこの場所で、
1日とは言えパネル展を開催できたことはとても幸せでした。
今城塚古代歴史館の皆様、明日香村の石田さん、高槻市文化財スタッフの佐伯さん、
訪れてくださった皆様、どうもありがとうございました。_S8R3509

キーワード:関連するキーワードはありません。
年月別

Copyright 2016 公益社団法人 高槻市観光協会 All Rights Reserved.

↑
×