オープンたかつき2018春、開幕いたしました!
今回もよろしくお願い致します。
一発目の4月28日(土)は、いましろ大王の杜散策と三箇牧エリア散策のダブル開催でございまして、
こちらでは三箇牧のトマト農園を訪ねたプログラムの模様をお伝えいたします。
市営バス「西面口」バス停をスタートし、まずは三島江エリアを散策します。
開幕にふさわしいお天気でした。
歩き始めると少し暑いかなーというくらい、でも時折風が吹いてとても心地よい。
三島江では毎年春に「れんげ祭り」を行っていることでもおわかりのように、
田植え前の田にれんげを咲かせている農家さんがあります。
れんげは肥料になるためにお休み中の田んぼに咲かせるのですが、
近年は科学肥料のほうが手間もなく費用もかからないので、
れんげを使われるところは少ないといいます。
この三島江エリアでも昨年は広々としたところでれんげが楽しめましたが、
今年は半分以下に縮小されているところもありました。
とはいえ、歩いているとあちこちでれんげは咲いており、ちょうど満開の時期。
町がほんのりピンク色に染まって、空気までやわらかくなるようなやさしい景色でした。
れんげを楽しんだあとは地域の鎮守の神様、三島鴨神社へ。
この道すがら、万葉集の歌を紹介する看板がたくさんあります。三島江のあたりは古くからその淀川の流れる景色が美しく、たくさんの歌に詠まれていました。
三島鴨神社も、もとは淀川の中洲に祀られていたといういわれがあり、
淀川にゆかりのあるお社です。
淀川の雄大な流れはこのあたりを豊かにし、
そのために祀られた三島鴨神社は地域の人に大事にされているお社です。
この日も静かにひっそりとしていながら、きれいに掃除がされていました。
その淀川の堤防をゆーっくり歩くととっても気持ちいい季節です!
私たちも少し堤防のほうへ。ここでボランティアガイドさんから少し驚きのお話を聞きました。
「なんとこの河川敷で、その昔牛が放牧されていたんですよ」
実は平成2年くらいまで乳牛がいたらしいのですが、
参加された方もどなたもご存知なかった事実でした。
そしてほとんどの方が思ったと思います。
「今でも放牧続けたらいいのになあ」、と。
三箇牧の牧は牧場の牧ということらしいです。
という三箇牧の地名についても知ったところで、
さてさて高槻の一大ブランドのひとつ「三箇牧トマト」が生まれる場所を訪れます。
高槻の方に「三箇牧のトマトです。どうぞー」ってお渡ししたら
100%の確率で「やあ!うれしい!」と喜ばれるおいしい三箇牧トマトですが、
そのトマトを作る数件のトマト農家さんの中から、
今回は岡部さんのハウスにお邪魔いたしました。
岡部さんは、定年を迎えてからトマトを作り始め、もうかれこれ20年。
「体のどっこも悪くない、健康ですねん!」
その秘訣がトマトづくりだとおっしゃいます。
おいしいトマトを作るのはとっても大変!手間がかかる!
毎日毎日トマトのお世話をしていたら、病気になんかならないと。
なんと説得力のあるつやつやの笑顔でしょう。
そんな岡部さんの渾身のトマトをお土産に皆さんにお渡ししました。
トマトを受け取る時の参加者さん、100%の確率でいい笑顔でした。
ご参加くださったみなさま、岡部農園の岡部さん、どうもありがとうございました。
オープンたかつき2018春も楽しいプログラムにしたいと思います。
今回もよろしくお願い致します。