こんにちは、オープンたかつきです。
テトリスとかパズル系のゲームをすると、町を歩いていても建物とかがテトリスのブロックに見えてきたりすることありませんか?
私は、今デコボコを見ると思わず拓本をとりたくなります。
6月5日、高槻市文化財スタッフの会の拓本グループのみなさんのレクチャーのもと、
拓本体験教室を開催しました。
前回開催したときもそうだったのですが、拓本、大人が思わず熱中してしまう魔力があります。
デコボコに炭つけて写し取るだけでしょ?
って思ってらっしゃいますか?
思ってらっしゃいますね。
ええ、その通りです。
だけども!なのです。
これがなんだか病みつきになってしまうのです。
そして意外に難しいのです。
繊細にやらないとだめなのです。
ぜんぜん簡単じゃない!
「こーやってこーやってこうすればいいのね、はいはい。」と思っていざ試してみたら、
「あれ?あれ?あれれ?」という感じにうまくいかないのです。
この感じがきっとハマってしまうのだなあ。
拓本教室では、発掘現場から出土した弥生時代や古墳時代の瓦、江戸時代の古曽部焼の破片などを
使用して拓本をとるのがほとんどですが、今回は、めちゃくちゃ大きな石が置かれていました。
うっすらと「浦堂若中」という文字が読み取られます。
「浦堂に住む若者たちが力比べに使ったのでは、と思われます。」とのこと。
悪戦苦闘しながらも、この石の拓本をとられる方もおられました。
もともとは街角などに忘れられがちに立っている道標に刻まれた文字などを採取するための技法である拓本。
デコボコがあると、拓本をとりたくなるような気持ちになる今、ちょっとこんな道標なども見つけたら「なんて書いてあるんだろう?」と気になってくるのかも。
体験に来てくださった方々はどうですか?
今回もご参加くださった皆様、時間をたっぷり使って何度も何度もたくさんの拓本をとっていただきました。
とっても楽しんでくださったようでなによりです。
ちょっと疲れたな、って思ったときにお持ち帰りくださった拓本を見て楽しい気分になってくれたらな、と思います。
ご参加くださいました皆様、拓本グループの皆様、ありがとうございました。