こんにちは、オープンたかつきです。
伊勢寺さんでお月見を楽しんできました。
開催した11月1日は、「十三夜」。
十五夜の次に巡ってくる、満月ではないこのお月様を愛でるのが風流であると、
昔から言われているそうです。
平安の世の歌人にゆかりのある伊勢寺さんで、いにしえの風習に親しむ。
とってもオツでございます。
竹林に囲まれた伊勢寺のある古曽部のまちは、日も落ちると真っ暗となり、
ぽつぽつとした明かりだけをたよりに、参加者さんがお越しになるその雰囲気さえも
観月会が素敵なものになることを予感させてくれます。
まずは、聖観音様のおわしますお部屋をお借りして、
「味源」さんがご用意くださったお食事をいただきました。
秋めいたいろどりのとてもおいしいお食事でした。
本堂へ移動して、ご住職からお話をお聞きしました。伊勢寺のなりたちや、歌人伊勢のお話、そして高槻の歴史・・・
興味深くておもしろいお話をたくさんお聞きすることができました。
この日はとってもいいお天気で、夜になっても空がぴかぴかに澄んでおりまして、
十三歳のお月様もとってもきれいなお顔を見せてくれておりました。十五夜の満月よりもちょっと遠めに見えるのかなあ、
ちょっと若々しくてシャイな感じかしら?なんて思ったのですが、いかがでしょう?
ご参加の皆様も本堂の屋根からちょっと首を伸ばすと見えるお月様を、
やさしい目で楽しんでおられたのが印象的でした。
本堂では、続いて武林燁山さんの尺八と伊藤志野さんのお箏による演奏会を。雰囲気にぴったりでした!
お月様お星様や秋の虫の声になぞらえた演目で、多彩な音色をたっぷり楽しませていただきました。
最後には、みなさんで「見上げてごらん 夜の星を」を合唱。
お箏と尺八の伴奏で合唱なんて初めてです!
とっても素敵な一夜となりました。
季節ごとの美しさを知ること楽しむことが、こんなに素敵なことなのだと、
そして大事なことなんだなあ、となんとなくじんわり思った夜でした。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。