こんにちは。オープンたかつきスタッフです。
今回は先日行われた「第1回高槻市景観賞を受賞 伝統的家屋を訪ねる散策ツアー」の様子をお伝えします。
高槻市景観賞は、平成30年1月~2月に募集が行われ、市民投票などの選考を経て、建造物部門では
32作品の応募中8作品が受賞作品に選出されました。
プログラム当日は、一級建築士であり高槻市の歴史的建造物の修復等も手がけた岩崎卓宏さんの案内のもと、同賞を受賞した「シェアアトリエ福寿舎」や「郡家住宅」、歴史的な街並みが残る城下町などを訪ねました。
まず初めに訪れたのは、阪急高槻市駅からほど近い場所にある「シェアアトリエ福寿舎」。
明治31年に酒屋兼酢醸造所として建てられ、現在はリノベーションをして店舗・工房・レンタルスペースなどがあり「高槻産」のモノ・仕事・文化を作る場所となっています。
福寿舎の運営者である永井さんに福寿舎が出来たきっかけや建物の構造等についてお話を伺った後は、蔵や建物の中をじっくりと見学させていただきました。
参加された皆さんは「高槻にこんな場所があったんだ。」と興味深く見学されていました。
その後、江戸期の郷宿である「横山家住宅」、かつての出丸に残る武家屋敷「郡家住宅」を巡り、市内の中でも古い町屋が数多く残る城下町エリアを散策しました。
案内役の岩崎さんのお話によると、高槻の町屋は1階に出格子、古い時代のものは2階に厨子を構え、漆喰壁に虫籠窓があり、華美な意匠はなく、素朴で美しいのが特徴ということです。
岩崎さんの説明を聞いた皆さんはじっくりと建物を観察したり、写真を撮ったりしてそれぞれに町屋巡りを楽しんでおられるようでした。
最後は、今年オープンしたばかりの「ホテルアベストグランデ高槻」を訪問。
支配人の案内で屋上の露天風呂や客室を見学し、ロビーカフェにてお茶をいただき今回のプログラムは終了となりました。
参加者の方からは、「ご案内いただいた建築士の岩崎さんが大変わかりやすいガイドをしていただき、新しい知識もできました。歴史についてもお詳しいのに敬服いたしました。ありがとうございました。」というお声があり、今回のまち歩きを存分に楽しんでいただけたようでした。
今回ご参加くださった皆さん、岩崎さん、ありがとうございました。