オープンたかつきスタッフの田中です。
こんにちは。
5月20日(土)に開催した「芥川の昆虫ふれあい体験会」。
ご家族でのご参加で、お子様も多いプログラムとなりました。
このお子様たちの虫への興味、熱中度がすばらしくって!
もうみんな将来昆虫博士になるんじゃないかなあ。
5月のいい天気の日でした。
「ちょうど多くの虫たちが、羽化した頃ですね」
と、あくあぴあ芥川の研究員である中谷先生。
今回、このプログラムでこどもたちにたくさんのことを教えてくれました。
てっきりお子様たちは、
ちょうちょ とか
トンボ とか
はたまたカエル とか(昆虫じゃないですけど)
そういうポピュラーな虫にしか興味を示さないと思ってたのです。
確かに、スタートしてすぐにトンボに出会って、ひとしきり大騒ぎはしたのですけど。
階段を下りて芥川沿いに虫を探しましょう、というところ。
中谷先生がテントウムシのさなぎを見つけてくれました。
さなぎです。はっきり言ってそれがもうすぐテントウムシになるとは思えない地味なビジュアル。
そんなさなぎ君にもこども昆虫博士たちは、興味津々なのです。
続いて先生が詳しく教えてくださったのはアブラムシの生態。
虫嫌いのあなた、やめずに続きを読んでください。
アブラムシってなかなか興味深い生態で、引きこもりになったりするそうなんです。
アブラムシの作る甘いみつのようなものをアリが奪い取りにくるのですが、
そのアリと「もう僕は関わりたくありません!」というアブラムシ君は、
自分で葉っぱの裏にシェルターを作り、引きこもるんだそうです。
まるで、人間世界にもありそうな・・・と大人ならそんなことを思ったりするのですが、
こどもたちは、そんなことより「この葉っぱのこぶのなかに虫がいる!」
ということに楽しみを感じ、「先生これ開いたらどうなるの?」と質問したり、
たくさんこぶのついている葉っぱを大事に持ち帰ったりしていました。
さて、こどもたちの虫への思いにも関心したのですが、
さらに感動したのは、お父様・お母様たちのこどもさんへの愛情です。
お父様方は、こどもたちのためにトンボやちょうちょを捕まえようと虫取り網を振ります。
お母様方は、こどもたちが上手に虫を飼えるようにと、中谷先生にたくさん質問をされています。
お父様の一生懸命な姿もすばらしかった。
女の人って虫ニガテっていう人多いのに、すごいなあと思いました。
ご参加くださったファミリーの皆様、
昆虫や生態にとどまらず、植物などのことも教えてくださった中谷先生、
どうもありがとうございました。