こんにちは。
「オープンたかつき」スタッフの小林です。
昨日、歌人伊勢ゆかりの古刹「伊勢寺」で、7回目となる十三夜観月会が開催されました。
日本には昔から十五夜の日にお月見を楽しむ風習がありますが、十五夜の約一ヶ月後に巡ってくる十三夜の月は十五夜に次いで美しいと言われています。
今年の十三夜は10月21日で、3日遅れの十三夜となりましたが、当日は見事に晴れて絶好のお月見日和となりました。
まずは江戸時代初期のものと伝えられている立派な襖絵のあるお部屋をお借りして、高槻の人気会席料理店「味源」さんがご用意くださったお食事をいただきました。
味源さんから、今年は猛暑の影響で野菜が不作とのお話しがありましたが、何から手を付けようかと迷っている参加者の方もおられるほど、高槻産のお米に高槻の名産品である寒天を混ぜ込んで炊いたご飯など、手の込んだ彩り鮮やかなお食事が並び、参加者の方の目を楽しませてくださいました。
お食事の後は本堂へ移動し、松浦ご住職から伊勢寺や古曽部地区歴史などの大変興味深いお話をお聞きしました。
参加者の方からは「高槻の魅力を再発見するきっかけとなりました。」「高槻の町が歴史ある町であることがよく分かりました。」という感想をたくさんいただきました。
ご住職のお話の後は、いよいよ篠笛奏者の井上真実さんによる演奏会です。
篠竹に穴を開けただけという簡単な構造の篠笛はとても優しい音色で皆さん聞き入っておられました。
目の前で篠笛の演奏を聞いたのは初めてだったのですが、篠笛の澄んだ音色はいつまでも聴いていたくなるほど心地よく、優しい音色のとりこになってしまう程引き込まれてしまいました。
勧月会が終わる頃、十三夜の月は澄んだ空気の中ますます美しさを増し、名残を惜しむように多くの方が撮影を楽しまれていました。
美しい月の下、美味しい食事にご住職のお話、そして篠笛の演奏会と、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。