スタッフBLOG

梶原地区をガイドと巡るぶらり旅

こんにちは。オープンたかつきスタッフです。

朝からまぶしいぐらいの晴天となった2月24日(日)、ガイドさんの案内のもと、高槻の東端に位置する梶原地区を巡ってきました。

阪急上牧駅をスタートし、まずは「神南備の森跡」へ。
ガイドの丸山さんが案内板の「神南備」という文字を指さし、「皆さん何と読むかわかりますか?」と問いかけます。

するとすぐに「かんなび!」という答えが返ってきました。皆さんさすがです。

「かんなび」とは神の宿る所という意味で、周辺には山陽道の官駅・大原駅があったと推定され、平安時代には京から西国に下る人の別離の地だったそうです。
この地で多くの人が家族との別れを惜しんだのだと思うと、感慨深いものがありますね。

「神南備の森跡」を過ぎると、明治7年に廃城となった高槻城の石垣を使用したトンネルが見えてきました。
高槻城の石垣の大半は現在のJR京都線建設のため、橋梁の橋台やアーチに転用されたそうです。


ゆっくりとトンネルを抜け西国街道へ。
西国街道周辺には複数のお寺や神社が点在しています。
ガイドさんの説明を受けながら、一つ一つをじっくりと巡っていきます。
途中急な坂道があり、皆さん大丈夫かな?と少し心配になりましたが、普段歩きなれている方が多く、そんな心配は無用でした。


坂を上がり切った先に広がる景色は青空の下、大変美しく、疲れた私たちの心と身体を存分に癒してくれました。


坂を下って西国街道に戻り、「妙浄寺」、「梶原一里塚」に立ち寄ります。
一里塚と言えば、高槻の皆さんには芥川一里塚が馴染み深いでしょうか?
ここから一里(約4km)離れたところにあるのが芥川一里塚で、市内にあるのはこの2か所だそうです。

「梶原一里塚」を後にし、ツアー途中の「一乗寺」でガイドさんがバトンタッチ。
ガイドの木村さんの案内で境内に入ると、高さ約30メートルの大きなクスノキが目に飛び込んできました。
樹齢約800年というクスノキは、西国街道を通りかかった弁慶が馬をつなぎとめたと言われているそうです。
クスノキの前で目をつぶって思いをはせると、何となく当時の風景が浮かんでくるような。。

一乗寺の見学を終えて、いよいよツアーも後半戦に。

前身は永福寺というお寺だったという「畑山神社」や、東大寺の瓦を六千枚作ったと言われる「梶原瓦窯跡」を見学した後は、線路下のレンガ作りのトンネル「ねじりまんぽ」へ。

ところで「ねじりまんぽ」って何でしょう??
レンガ造りのアーチ状の橋梁を「まんぽ」と呼び、強度のあるトンネルを造るため、アーチの部分を斜めにして(ねじって)レンガを積んでいるのが、「ねじりまんぽ」だそうです。
なるほど。トンネル内をよく見てみると確かにねじれていますね。

約2時間半に渡るプログラムもここで終了。
全行程3km弱のツアーでしたが、参加者の方は皆さん健脚の方ばかりで、中には「これから高槻まで歩いて帰ります!」という方も。
お天気に恵まれ、見所いっぱいの充実したプログラムとなりました。

今回ご参加くださった皆さん、ご案内いただいたガイドの丸山さん、木村さん、他ご同行いただいたガイドのみなさん、ありがとうございました。

キーワード:オープンたかつき梶原
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